雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

カルガモと木

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aさんと犬とよく散歩した公園に、昨日久しぶりに行った。

公立の大きな公園でゆっくり一周すると一時間じゃきかないし、コースも枝分かれしているので全部の道を一回で網羅できないような広大な公園。

池にカルガモの大人が二羽いた。

昔ここでaさんと、カルガモの親子連れがぷかぷか泳いだり歩いているのを飽きるまで眺めていたな、と思った。

 

スマホで繁殖期を調べたところ春先〜初夏頃との事。そして寿命は5〜10年だそうだ。

とすると今そこにいる二羽は10年前にaさんと眺めたあの時のヒナということもあるかもしれないな、まあそんなこともないかな、等考えるなどした。

カルガモさん、公園の木々たち。aさんを覚えている?aさんと私がここに来て過ごした記憶を、木々たちにはいつまでも覚えていて欲しいと思った。

そのうち私もこの世からいなくなって私がaさんのことを思い出さなくなっても、木々は私たちのことを覚えていて欲しいなと思った。

 

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