雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

思い出は皆後悔

たぶん去年の今日とか、今頃だと思う。

「おーぅ、犬の散歩にでも行かないか?」

と声をかけにきたaさんに、私はにべもなく断ったんだ。
部屋で寝っ転がっていて今やってることを中断したくなかったことやメンドクサさから、
「えー今?雨も降りそうだしよそうよ」と。
雨が降りそうだなんて理由はこじつけで、単に面倒だったから散歩の誘いに耳もかさなかった。
二度とaさんと一緒に歩けなくなる日が迫っているとも知らなかった。