雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

罪生産機

喉元まで出かかっては引っ込めている言葉がある。きっと決して口にしてはならない言葉。

理性でなんとか抑えている。

 

これをもし口にしたら最後、大罪になるだろうと思う。でも口にしなくても思っているだけでも同じことだろうとは思う。

だけど最後ギリギリのライン、死守すべきラインが〝口にしてはならない〟ところだと思う。

 

心に宿してしまっているので罪は罪のはず。

やめたいけど心から消えてくれないので、常に発生機により発生する罪。詫びる速度も追いつかない。

例えば、水道から水が垂れ流しになっていて、元栓は閉めることができない。濡れたそばから拭くこともあるし拭かないこともあるし、拭いても追いつくことはない、という感じです。

 

私が存在する限りそれを垂れ流してしまう。

意識のある間は絶えず垂れ流してしまう。

意識のない睡眠中は水栓が閉まるので、スピードを抑えられる。だから寝るしかない。

寝逃げして、時間稼ぎするしかない。

 

今はどうにかこうにか理性で抑えているので口に出すことはないのだけど、それが理性なのかどうかもあやしくて、

〝面倒だから言わない〟だけかもしれない。

 

自分が生きている間に、これを口に出してしまわない自信はない。いつか言ってしまうとも思う。

そのリスクを唯一犯さないためには、自分の意識を消すしか他に思い当たらない。

今のところ。メモです。