雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

小さな行事、取り残された習慣

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Aさんと居間にいる時たまに意識的に、

 

「犬君と〜犬ちゃんと〜ネコちゃんと〜、Aさんと私と〜、うちは○人家族だね、みんな居間に揃ってみんないて良いね〜」

 

と言葉に発することがあった。犬と猫に向けてヨシヨシとかまうていを取りつつ、意識的にはAさんに向かって言っていた。Aさんに直接言うのではなくて、犬と猫の存在を借りて遠回しに。

こんな狭い居間に○人も?!あ、3人は犬と猫かぁ、というオチまで全部私が喋り、いつも同じ着地点になる話(むしろ行事?)なのだけど、

何度かそんなことをやってた。

 

Aさんが亡くなってしまってからはあの言葉の行事、やっていない。やってもいいけど、できないし。Aさん、いないし。聞いててほしいAさんがいないし。