雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

本を買ってきました

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最近よく本を買います。定期的に短期間に本を買うのは数十年ぶり?ではなかろうか。

 

ちなみに私が強く印象に残る本は、

 

〝思い出トランプ〟向田邦子

〝男どき 女どき〟向田邦子

〝雨やどり〟半村良

 

いずれも十代の頃読んだので余計に印象に強いのかもしれません。

 

雨やどり(半村良)はハードカバーで、父親の所有本でした。裏表紙に万年筆の紺色のインクで父の名前と読んだ日付(?)が書いてありました。ある意味貴重なもの。

それを知り合った頃のAさんに貸したら、そのままもう戻ってきません。二度と戻ってこない本になってしまいました。

 

時折そのことを思い返して心の中で「Aさんめ〜」と苦々しい思念を向けましたが、

そんなことも今は後悔しています。