雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

掌の真ん中

6月3日はAさんの49日でした。
その日私はなかなかAさんの祭壇(簡易的にテーブルに作ったもの)に向き合う気が起こらず、向き合うのをギリギリまで先延ばしにしたかった。
私は食べものでも楽しみ事でもなんでも、「最大限に味わうために最後までとっておく」タイプが行き過ぎて腐らせることが頻繁で、ポイントカードの有効ポイントも、優待券も、大事に大事にとっておいて結果無駄にしてしまうほうです。


毎日Aさんの祭壇で話しかけ始めるとそれを終わらせるのに未練がでてきてずっとずっと話していたくなる。でもずっと話しているのはじつはとても辛い作業で、心の中から懺悔や後悔ばかりが湧いてくるので、寂しさ悲しさと相まって気がどうにかなりそうになる。でもやめられない。終えたあとにはAさんとの繋がりを絶ってしまうようで後ろ髪を引かれるのです。

49日のその日、Aさんに話しかけると「もしかしてこれが最後になってしまうのかもしれない」(49日という捉え方がよくわかっていないので)という焦りから、なかなか向き合えずにいました。


まもなく0時になるという前、情けない気持ちと途方も無い悲しさをおして向き合い始め、そして終わらせると私の掌に異変を感じました。
両手の掌の真ん中が1センチ円くらいの大きさでボワーーーッ!と熱ーーく、熱風を発しているのです。マンガの「熱パワー発射!」のような感じで。
見るとその円の大きさに手相?指紋?のようなふちどりも現れています。

じつはこれと同じことが今から10年ほど前にもありました。
その時は仕事である街を歩いている時に、路上で突如として起こりました。丸い円は赤みを帯びて、まるで「掌の真ん中にシャチハタスタンプをポンと押しました」というようにはっきりとわかりました。
今回は赤味はなくて熱感と円のふちどりだけ。


これはなんだったのでしょう。気になりますがそれらしき答えがわかりません。