雨やどり〜azurの日記

令和二年、四月。家族が突然死で私の人生からいなくなってしまい、世界が変わってしまいました。「諸行無常」という言葉の意味がわからないけど、今の私には抵抗感しかありません(でもどうやら違うようですね)。後悔、罪悪感、悲しさ、寂しさ、その他雑多な感覚のなかで、意識が継続されることが苦しいです。

めくれないカレンダー

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これはうちのトイレにかかっているカレンダーです。Aさんもトイレに入るときっとこのカレンダーの絵を目にしていたのだと思うと、月は変わってもカレンダーをめくることができません。

このカレンダーはずっとめくることなく、このままに保っておきたくてそうしています。

 

また、決して理由の後付けではないのですが、じつはこの絵柄になった時から凄くこの絵に意識を取られ、わたしはトイレに入る度にこの絵をしげしげと眺めたり、構成を探ったり、ストーリーを想像したりしていました。

何年もトイレのカレンダーなどめくってもどんな絵柄なのか気にしたこともなく、印象もなく忘れています。

でもこの絵になってものすごく印象深く気になり、思い出し、見つめていました。

 

それが関係あるのかないのか何もわかりませんが、そんな月のカレンダーから離れられなくて痛みも伴います。

Aさんも同じこの絵を見ていたということだけではない何か妙な感覚もあるのです。