めくれないカレンダー
これはうちのトイレにかかっているカレンダーです。Aさんもトイレに入るときっとこのカレンダーの絵を目にしていたのだと思うと、月は変わってもカレンダーをめくることができません。
このカレンダーはずっとめくることなく、このままに保っておきたくてそうしています。
また、決して理由の後付けではないのですが、じつはこの絵柄になった時から凄くこの絵に意識を取られ、わたしはトイレに入る度にこの絵をしげしげと眺めたり、構成を探ったり、ストーリーを想像したりしていました。
何年もトイレのカレンダーなどめくってもどんな絵柄なのか気にしたこともなく、印象もなく忘れています。
でもこの絵になってものすごく印象深く気になり、思い出し、見つめていました。
それが関係あるのかないのか何もわかりませんが、そんな月のカレンダーから離れられなくて痛みも伴います。
Aさんも同じこの絵を見ていたということだけではない何か妙な感覚もあるのです。